料理をお出しするのに一番重要な「お皿」について。

当店では洋食器の定番 「ナルミボーンチャイナ」
を料理のメインプレートとして使用しています。

18世紀イギリスで生まれたボーンチャイナの特徴は、独特の暖色系の白色と一般の磁器に比べ2倍ともいわれるその強度です。カオリン・・・主に陶磁器の原料となる鉱物)を含む粘土に恵まれなかった当時の英国。”牛の骨灰”を代用することで新たな「白色と強度」を得たのでした。
よって
BONE(骨)なのであります。

さて実際の現場での話。
お客様のカウンターに対峙する細長い当店のキッチン。
とても広いとは言えないスペースで、信頼できるのは、しっかりとしたtool(道具)です。

このBONE CHINAの力を一番感じるのはやっぱり、というか当然営業中のこと。
忙しい時には、ふと手を滑らせる時もあります。落とさないまでも、何かに「カツン」と当たった感触の時。
やっちゃった!と思うときにも、驚くべきことに
少しの欠けもありません。

10枚の割れやすい皿より、1枚の強いお皿・・・
その信頼度は「もう一人の従業員」と言ってもいいかも。
マスターも食器を選ぶ際に美しさはもちろん、
その強度を重要視したのは間違いないと思います。

営業開始から29年経った現在も
その輝きは失われていない、素晴らしいお皿です。

<余談>
チャイナ=磁器、ジャパン=漆器、なのだそう。

某芸能人同士の結婚式の引き出物にもなりました。narumi&noritake・・・ちょっとナツカシ
(ちなみにnoritakeもサブプレートとして使用しています)
信頼できて、なおかつ美しいボーンチャイナ by narumi




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