グリル爛漫マスターのインタビュー ・・・グリル爛漫の誕生から、現在の心境まで。
まず屋号である、”グリル爛漫”。名前の由来を教えてください。

おぐらから独立して自分の店を開店するにあたって
一番悩んだのはコレかもしれません(笑)

まず華やかな名前にしたかったんです。そして自分の子供を名付けるような
気持ちで屋号を考えました。。
私の望みとしてお客様を”花”にたとえさせていただいて

”その花が満開になる”という事が希望だったわけです。
すなわち店が成功する、繁盛するということですよね。
そうして考えると「春爛漫」と言う言葉があるな、と。「爛漫」と言う言葉を早速辞書で調べました。すると

花が咲きほこるの意、とある・・・ コレだ!と思ったわけです。
私の中でもう決まっていたんですが一つ気がかりなことがありました。
私は秋田県出身なのですが当地の銘酒に「美酒・爛漫」というお酒があるんですね。
その事をママに言いましたら当時の秋田銘醸株式会社さんに
電話を入れてくれたんです。
”同じ秋田出身の夫が、宮崎にレストランを開きたい、同じ名前になりますが問題ないでしょうか?”って。
当時の担当の方も「そういうことでしたら、問題ありませんよ」と了承していただいたんです。

こうして晴れて”グリル爛漫”は生まれたわけです。ママにも感謝しています。

マスターの信条みたいなものがあれば教えてください。

信条というほど大げさな物ではありませんが、今は何でもオートの時代でしょう?
もっと今風に言えば”デジタル化”している時代です。レストランもいろいろ進化していて
火加減とか時間とか・・・極端な事言ったら機械に任せても料理が出来ちゃう時代なんですよね。
実際そういう事を取り入れているお店もあると聞きますし、大きな店だと”効率化”の名目で通っちゃうんですね。
そのことを是とか非とかいうつもりもないし、任せられるものは任せていいと思います。
しかし前述した火加減とかの領域は料理人のアイデンティティとして、機械には任せられない。当然ですけど。
アナログだ、って言われようがそこは譲れませんね。
家族には”頑なすぎる”っていろんなコトで言われますが(笑)
だからうちに来ていただくお客様には、そういう大きい所とは違う

一人の人間が作る洋食を食べに来て
いただきたいんですよね、小さい店ですけど。逆に小さい店だからこそ出来る事なのかもしれません。
絶対にそれは料理に出てくると思いますよ。
30年間の長きに渡り、お客様に支持していただいている理由はそういうところ
にもあるのではないかな、と思っております。

ずっと自分はフライパン握ってきたっていう誇りは持っています、料理人として。

最後にお客さまに一言ありましたら・・・

グリル爛漫はカウンター越しのオープンキッチンになっております。
お客様の目の前で調理すると言うことは私共も緊張いたします。それだけに
気の抜くことの出来ない瞬間の連続です。しかしそれは逆に言うとお客様の反応がダイレクトに伝わる
ということでもあるんですよね。「マスター、おいしかったよ」 「マスターありがとう!」
 
この言葉に幾度励まされて来たことかわかりません。
お客様との、うちならではの”プラスアルファのやりとり
が続けられるように頑張ります。
たまに料理に入ってしまって、お客さまの一言を聞き逃しちゃうこともありますが・・・(照)
お客様にはこれからもグリル爛漫をよろしくお願いします、という気持ちです。
スタッフ・従業員共々お客様のお越しをお待ちしております。

どうも ありがとうございました!




こちらこそ。少し喋りすぎちゃったかなあ。
”いつもはそんな饒舌じゃないくせに”って怒られちゃう(笑)















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